岡山市議会報告会(児童虐待防止について) 5月26日(日)
連日、子どもへの虐待に関する痛ましい報道が続いています。昨年の3月の東京都目黒区、今年1月の千葉県野田市で起きた事件は社会に大きな波紋を起こしました。
岡山市議会では、昨年の11月議会において、「岡山市子どもを虐待から守る条例」が全会一致で可決成立し、4月1日に施行されたことを受け、去る5月26日、国際交流センターにて、「どのように虐待に向き合うか」と銘打って、初の議会報告会を開催いたしました。
報告会は、則武宣弘議員が司会進行を務め、開会にあたり浦上雅彦・新議長から「この条例作成から制定まで、一貫して議会をリードしてきたのは公明党」と、挨拶の中で、経緯の紹介が。
続いて「条例制定の趣旨と制定経過」では、林敏宏議員から、目黒区の事件を踏まえ、議会でワーキングチームを結成し、6回の協議、30を超える関係機関との意見交換会の実施、11月議会での保健福祉委員会の審議など、重ねた協議の経緯と、条例の内容を現状と課題を踏まえた説明を。
そして、講師にお迎えした川崎医療福祉大学の直島克樹先生が「児童虐待の背景と防止に向けた取り組みの現状と課題」と題して記念講演。子どもの居場所づくりや貧困への対応など、児童虐待を防ぐ地域社会の支援について説明をいただきました。
休憩をはさんで、条例の意義、課題や議論になったポイント、子どもの安全確認に対する48時間ルールの考え方、議会・議員としてできることなどについて各会派の代表6名による座談会へと進み、公明党からは中原淑子議員が参加しました。
議員からは「しつけと体罰、虐待をどう線引きするのか迷った」、「児童相談所が素早く対応できるよう支援したい」、「当局は地域でご尽力いただいている方々と連携をもっと図ってほしい」などの感想や意見が次々と。
直島克樹先生から「子どもを守れるのは地方議員」との激励をいただいた後、参加者からの質問には、則武議員から「今回、条例という土台ができた。議会として行政の取り組みのチェックをしつつ、積極的に提案も行っていきたい」と回答。
最後に、松田安義・新副議長から参加者に対しての感謝と議会としての決意を述べ、閉会。
終了後、参加された方々からも児童虐待に対して議会が動いてくれたことが嬉しかった」、「議会の取り組みが分かってとても良かった」など好評をいただいた、記念すべき議会報告会となりました。
児童虐待は様々な課題を含んでいます。今後も、この条例の周知を行い、市民の皆さまのご理解とご協力をいただき、早期発見・早期対応、そしてすべての子どもたちの健やかな成育に、市議団8名、全力で取り組んでまいります。
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全国地方議会サミットで先進事例報告 8月2日(金)
8月1日・2日の両日、都内で開かれた「全国地方議会サミット2019」に参加し、私たち公明党岡山市議団が独自に作成した施策提言書「岡山市民未来創生プラン」を基にした取り組みを報告しました。
---①計画②実行③検証④改善---を繰り返すPDCAサイクルを確立した取り組みが評価され、先進事例に選ばれたものです。
私たちは、14年5月に創生プランを作成以来、市長ら執行部とのワーキングランチや議会質問、条例の制定に向けて立ち上げたワーキングチームなどを通じ、中心市街地の活性化や私立保育園の保育士処遇改善などを着実に実現してきました。
事例報告に登壇した則武団長や中原議員、林議員は、創生プランについて「岡山市の発展には一貫した政策が必要との思いで作成した。会派目標ではあるが、各議員が“自分の目標”との思いで執着を持って取り組んでいる。これまでの成果や課題を検証し、次期プランを作成していく」とコメントし、早稲田大学名誉教授の北川正恭氏から「従来、地方議会は個人の活動中心で、会派の活動は少なかった。公明党岡山市議団のような“団体行動”が地方議会を変え、その流れが地方創生の原動力となる」と評していただきました。
さて、今回のサミットのテーマは「チーム議会」でした。私たち個々の議員は市民相談など議員活動に取り組んでいますが、議会が一つのチームとなって議会の権能を発揮できているかと問われれば、不十分と言わざるを得ません。議会には、行政監視の他に、政策提案という重要な機能があります。政策を提案し実現していくためには、会派の政策提案力はもちろん、会派間で熟議ができ、他会派の信頼や協力を得て一つの結論を出していく力が必要です。まさに政策実現力が問われています。その意味で、昨年、岡山市議会の超党派で検討を重ね、12月に全会一致で可決した「岡山市こどもを虐待から守る条例」は「チーム議会」の好例ではないかと思います。
今後も、私たちは「小さな声を聴く力」を発揮しながら、全世代型福祉政策や防災・減災、公共交通機関の充実、生活交通の拡充などに全力を挙げてまいります。
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中学校の教室へのエアコン設置を視察 8月20日(火)
猛暑日の増加に伴い、学校での熱中症の心配も増しているなか、この度、岡山市内の全中学校の普通教室・特別支援教室にエアコンが設置され、併せて全小中学校に熱中症計も配備されたことを受け、学校での暑さ対策を伺ってきました。
市議団ではこれまでも平成22年9月に猛暑対策として、教室へのエアコン設置について市長に申し入れを行い、毎年の予算編成時には要望も行ってまいりました。また熱中症計についても、林敏宏議員が平成28年9月議会の個人質問や平成30年9月議会の代表質問で配備を求めていました。
来年度の夏までには、市内全小学校にもエアコンの設置が完了する予定で、ようやく暑さ対策も含めた子ども達の学習環境が整います。
以上
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岡山芸術交流2019視察(11月1日)
3年に一度の国際現代美術展が、岡山城や後楽園周辺の歴史文化施設などで開催されました。2回目となる今回は、ピエール・ユイグ氏をはじめ世界トップクラスのアーティスト18組が出品し、その斬新な表現が多くの来場者を魅了しました。開催を推進してきた公明党岡山市議団は廃校を活用した会場の一つ、旧内山下小学校を視察に訪れ、来場者の動向、瀬戸内国際芸術祭との連携効果、会期終了後の展示のあり方などについて説明を受けるとともに、意見交換を行いました。
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マニフェスト大賞プレゼン研修大会に参加(11月7日)
優秀賞受賞者によるプレゼンが次々と学べる研修会は政策の宝庫です。ALL議会や委員会のあり方など今後の議会改革への気付きを持ち帰るとともに、ベンチマークした先進事例を11月議会で紹介するなど実り多い視察となりました。
◇マニフェスト大賞とは
マニフェスト大賞は、地方自治体の議会・首長等の優れた活動を募集し表彰する日本最大規模の政策コンテストです。
第14回となる今回は6部門が設けられ、市議団から竹之内議員が優秀政策提言賞、林議員が優秀成果賞を受賞しました。
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東京都大田区の保育園民営化を視察(11月8日)
大田区は保育園の民営化を推進する以前は、経営診断で区立園の割合が異常に高いとの指摘を受けたほど公立園が多かったこと、また拠点園制を採用している点など、本市と似通っていることから、市議団でその手法を調査に訪れました。丁寧な計画立案や保護者説明と職員の対応等を参考に、早速11月議会に活かしました。
大森市長に2020年度予算を提案(11月28日)
2020年度の予算編成に向けた103項目の提案書を大森雅夫・岡山市長に手渡し、意見交換を行いました。市政の大型案件が目白押しで、財政的な制約がかなり厳しい中ですが、私たちは経済的、社会的理由による格差を回避する政策「いわゆる弱者対策」への配慮を求めるとともに、市民や市政の将来リスクに先手を打つ予防施策の充実を訴えたところ、市長から前向きな発言もいただきました。
大森市長に要望書を提出(3月13日)
2月定例市議会が閉会後、市議団として市長に新型コロナウイルス感染症対策について市内で感染者が確認された場合の体制、正確な情報提供、遠隔手話サービスの導入など7項目にわたり緊急の申し入れを行いました。
要望書は、以下のとおりです。
>200313新型コロナウイルス申し入れ書
以上
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